ここに述べられている見解や意見は、あくまで筆者/寄稿者のものであり、必ずしもコインテレグラフおよびコインテレグラフジャパンの見解を反映するものではありません。あらゆる投資や売買の動きはリスクを伴います。意志決定の際には、ご自身でリサーチをお願いいたします。

 ビットコインのバブルが声高に叫ばれて久しいが、今後、ビットコインに売りを浴びせようとするトレーダーが増えてくるだろう。

 買い派と売り派でどちらが勝つか。

 そして先週暴騰劇を演じたアルトコインはどうなっていくのか。

 チャートを見ていこう。

BTC/USD ビットコイン/ドル

 前回の分析で、ボラティリティの高まりに警笛をならしていた。また大きな調整に備え、ストップロス注文を活用することも促していた。

BTC/USD

 ビットコインは上昇トレンド線を割り、モメンタム(勢い)の衰えが確認された。今日、重要なサポート地点となる15200ドル近くまで下落した後反落した。

 これまでサポート線として機能していたトレンド線が、今度はリバウンドを押し込む抵抗線となっている。このトレンド線を突破できなければ、152000ドルを割る可能性がある。

 下値ターゲットは12505ドル、次に10760ドル(50日間標準移動平均線)。RSIのダイバージェンス(乖離)も、さらなる下落を示唆している。

 トレンド線を突破すれば、この弱気シナリオは無効となる。

ETH/USD イーサ/ドル

 前回、高値更新の可能性を指摘したが18日に達成された。

ETH/USD

 その後利確売りで反落し、780ドルを割った。

 トレンド線がサポートになっている。ここを割るとさらなる下落が待っているだろう。一方で、800ドルを超えれば、995.99ドルまで上昇する。

 高値から押し戻されたら610.03~780ドルで値固めするだろう。

BCH/USD ビットコインキャッシュ/ドル

 1520ドルから買いを入れている。目標値の2387ドル及び高値で利確せず、ストップロス注文を高く設置しておくことを勧めていた。

BCH/USD

 短期間で100%の利益がでたら一部利確し、残りはストップロス注文をつけてもっているのが王道だ。

 だから更なる上げの可能性に備え、ここで半分だけ利確しておこう。また、前回高値更新した際大幅に下落しているので一部利確するのが賢明だ。

 残りのポジションは2400ドルにストップロス注文をおいてキープだ。上昇が続けばストップロス注文を更に高く設定しよう。

 どこまで上昇するのだろうか。次のターゲットは4514.5173ドルだ。

XRP/USD リップル/ドル

 予想通りレンジ相場が続いている。上値では利確売りが、下値では買いが入っている。

XRP/USD

 チャート上では細長い二等辺三角形(ペナント)を形成している。ここを上放れして高値をつければ、上昇トレンド再開だ。

 一方で、ここを下放れすると、今回の上昇に対するフィボナッチ・リトレースメントの50%と61.8%地点まで下落するだろう。

 このペナントの内部にいる限りは値動き予測は難しい。   

IOTA/USD IOTA/ドル

 12月14~17日にレンジが狭まった後、「下方トレンド線が最後の抵抗線となるので、ここを超えれば高値を試すだろう」としていた。

IOT/USD

 そして予想通り高値更新。

 現状では高値が強い抵抗になっている。今後数日は高値付近で値固めするだろう。

 高値更新すれば、8ドルまでいく可能性がある。

 一方で、下値に向かうと3~5.5ドルのレンジ相場になる。

LTC/USD ライトコイン/ドル

 18日に高値更新したが反落しており、予想していた更なる上昇はおこらなかった。

LTC/USD

 昨日はレンジに押し戻されさらに下値を追った。

 ここ数日は243.86~370ドルで値固めをするだろう。

 このレンジを抜けた時新たなトレンドが明らかになる。

DASH/USD ダッシュ/ドル

 レンジ相場を予測していたが、昨日、高値を更新した。

DASH/USDThe breakout of $1,250 gave a target objective of $1,500, which was reached today. Forecasting the next higher targets is difficult.

 1250ドルを抜けたので15000ドルが目標値になっていたがこれも今日達成された。更なる目標値の設定は難しい。

 だからストップロス注文を高く設定しよう。1200ドルを割るとネガティブ傾向となるので、ここに注文を置くと良い。

 短期的な天井は近い。次は900~1250ドルのレンジ相場になるだろう。