ビットコイン投資に対する強気の見方が浮上している。これは現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)への資金流入と好調な取引環境によって支えられている。

ビットフィネックスの研究者は、週次の市場状況を分析した結果、ビットコイン(BTC)が約6万ドル付近で底値を形成したと考えている。

最新のビットフィネックス・アルファレポートでは、この見解を裏付ける3つの重要な進展が強調されている。まず日次の高値が一貫して高水準であること、次に仮想通貨取引所からの大量のBTC流出、そしてビットコインETF市場への資金流入だ。

Bitcoin exchange outflow across all crypto exchanges. Source: CryptoQuant via Bitfinex

上に示したように、5月15日に取引所から5万5000BTCが出金されたが、ビットコインの低ボラティリティに影響はなかった。通常、取引所からの大規模な流出は市場のセンチメントに対するネガティブな指標とされるが、先週の38億5000万ドルのBTC流出にもかかわらず、ビットコインは6万1000ドル以上で取引され続けた。

U.S. spot Bitcoin ETFs daily flows across all providers. Source: Farside

米国の現物型ビットコインETF市場では、7日連続でネットプラスの資金流入が記録された。グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)はこれまでに176億ドル以上の流出を引き起こしてきたが、直近の7日間のうち6日間はネットプラス(またはゼロ)の流入を記録した。「現在、ETF購入者のコストベースはGBTCを除いて約6万2000ドルだ」とビットフィネックスのレポートは指摘している。

ポートフォリオを低コストで多様化し、税制上のメリットを享受したい柔軟なトレーダーは、しばしばETFに投資する。

ブラックロックはそのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)に約160億ドルの投資を引きつけ、現在他の9つの承認済みビットコインETFを上回っている。

JPモルガンは、グレースケールやブラックロック、プロシェアーズ、ビットワイズ、フィデリティのビットコインETFへの投資を開示した。5月10日の米証券取引委員会(SEC)への提出書類で、JPモルガンはプロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF(BITO)、IBIT、フィデリティのワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)、GBTC、ビットワイズ・ビットコインETFの約76万ドル相当の株式を保有していると報告した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

PR記事「新規口座開設等で最大6000円相当もらえる!先物取引 コピトレで有名な仮想通貨取引所ビットゲット【特典出金可】

PR記事「仮想通貨取引所Gate.io 新規口座開設で7700円相当の軍資金! もらって取引キャンペーン実施中 【先着順】