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Martin Young
執筆者:Martin Young寄稿者
Felix Ng
校閲:Felix Ngスタッフ編集者

アーサー・ヘイズ氏:AI失業による金融危機を警告 「ビットコインを史上最高値へと押し上げる」

アーサー・ヘイズ氏:AI失業による金融危機を警告 「ビットコインを史上最高値へと押し上げる」
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仮想通貨起業家アーサー・ヘイズ氏は水曜日に公開した最新ブログで、ビットコイン(BTC)とハイテク株中心のナスダック100指数との乖離が、人工知能(AI)主導の信用危機の前兆となる可能性があると警告した。

「ビットコインは世界の法定通貨流動性の火災報知器だ。法定通貨の信用供給に対して最も敏感に反応する自由取引資産である」と同氏は述べた。

さらに、これまで相関してきたビットコインとナスダック100指数が最近乖離している点について、「大規模な信用破壊イベントが近いことを警告している」と指摘した。

同氏によれば、こうした乖離が生じた場合、「法定通貨、特にドルと信用の破壊を引き起こす可能性のある要因を精査する必要がある」といい、これはデフレ局面を意味する可能性があるという。

AI失業が金融危機を引き起こすか

ヘイズ氏は、AI導入による雇用喪失が消費者信用や住宅ローン債務に重大な影響を及ぼすと主張する。「ホワイトカラーの知識労働者が毎月の支払いを履行できなくなるためだ」と述べた。

同氏は「AI導入による失業が金融危機を引き起こすと主張するのは大胆だ」としつつも、その可能性を真剣に検討すべきだとした。

CBSニュースによれば、2025年に企業が発表した人員削減のうち約5万5000件がAI関連とされ、2年前の12倍以上に増加している。

「このAI金融危機は本格的な紙幣増発を再始動させる」とヘイズ氏は述べた。

同氏の試算では、米国の約7200万人の「知識労働者」の20%が職を失った場合、消費者信用および住宅ローンで約5570億ドルの損失が発生し、米商業銀行の自己資本の約13%が毀損する可能性がある。

地方銀行がまず打撃を受け、預金流出と信用市場の混乱が広がると予測。その結果、米連邦準備制度理事会(FRB)は最終的にパニックに陥り、再び資金供給を拡大するとみている。

「FRBが風車と戦っている間に、AI関連の失業が米国の銀行のバランスシートを破壊する」と同氏は述べた。

そして最終的に「金融当局が慌ててBrrrrボタンを強く押す」と表現し、大規模な流動性供給再開を示唆した。

ヘイズ氏は、信用創出の急増が「ビットコインを安値から決定的に押し上げる」と予想。銀行救済のための法定通貨増発期待が「ビットコインを史上最高値へと押し上げる」との見方を示した。

また同氏の企業マエルストロームは、FRBが方針転換した場合、余剰ステーブルコイン資金を投入する銘柄として、ジーキャッシュ(ZEC)とハイパーリキッド(HYPE)を挙げた。

紙幣増発理論は今回が初めてではない

ヘイズ氏が急進的な紙幣増発によるBTC価格上昇説を提示するのは今回が初めてではない。

2026年1月には、日本国債危機を緩和するためFRBが資金供給を拡大すると主張。2025年12月には、準備金管理購入を通じた資金供給により、ビットコインが3月までに20万ドルへ上昇すると予測していた

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