ビットコインは13日、33000ドルのサポートを一時割り込んだ。低い出来高とショートの急増というお馴染みの動きが要因のようだ。

暴落にはつながらず
コインテレグラフ・マーケッツ・プロとトレーディングビューのデータによると、ビットコイン価格はビットスタンプで32880ドルの安値をつけた。
先週同様に大手仮想通貨取引所のビットフィネックスでショートポジションが積み上げられ、ビットコインのレンジを下抜けた。
足元では過去24時間で4%ほど下落し32900ドル付近を推移している。
これまで、アナリストは短期的には明るい見通しを示しており、今週中に38000ドルを目標とした上昇が起こるとしていた。
著名仮想通貨アナリストのマイケル・ファン・デ・ポッペ氏はツイッターで「ビットコインのレンジにはもう飽きた」とうなだれた。

ビットコインの激しい値動きに備えよ=トレーダー
そうはいっても、今週はまだ大きなボラティリティの余地は残されている。
著名トレーダーのジョン・ウィック氏は13日、歴史的に急激な価格変動につながるビットコインの珍しいシグナルに注目した。
ウィック氏はスクイーズを説明したチャートとともに「我々は今、黄色の陰影で示されるコイル状のボラティリティゾーンに入った」とコメントした。
「暴力的な動きが訪れる。注意しよう。今後数週間でスクイーズからブレイクアウトやフェイクアウトがおこる可能性がある」
ウィック氏によると、今回のような規模のスクイーズは頻繁に起こるものではないという。同氏によると、9100ドルから史上最高値の64500ドル付近までの上昇(ブレイクアウト)と、その後の30000ドルまでの調整(フェイクアウト)だったという。
次が上昇するのか下落するのかはまだ不明だが、ウィック氏は上昇すると見ている。
その理由として最近のビットコイン買い増しの動きと、3万ドルのサポートレベルの強さを挙げた。
