ビットコインネットワークの採掘難易度は、昨年7月を底として着実に上昇し続けており、再び過去最高を記録した。

オンチェーン分析のCoinWarzによれば、2月18日に採掘難易度が27.97兆ハッシュに達したと指摘している。ビットコイン(BTC)の採掘難易度が新しい高値に達したのは、過去3週間で2度目だ

採掘難易度が高いということは、ブロックを検証して報酬を得る上でマイナー間の競争がより激しくなるということだ。そうなれば、マイナー側は自身が保有する仮想通貨を売却し、現金準備を積み増すということになってくる。マイナーの中にはコインを売却せず、自身の株式を売却している企業もある

Blockchain.comのデータによると、ネットワークのハッシュレートも新しい高値を記録している。Blockchain.comでは211.9EH/sとなっている。

昨年7月を底として、ハッシュレートや採掘難易度の両方が上昇トレンドにある。ハッシュレートが高いほど、ネットワークのセキュリティは高くなる。ネットワークで使われるハッシュパワーが多いほど、オンチェーンでの各トランザクションの作業が分散化されていく。ネットワークのセキュリティとマイナーの利益との間のジレンマは、これからも続くことになるだろう。