仮想通貨ビットコイン開発者、タップルート実装によるソフトフォーク提案|プライバシー強化に向けた一歩となるか

ビットコイン開発者ピーター・ウィル氏は、ビットコイン開発者向けのメーリングリストの中でタップルート実装におるソフトフォークの提案を行った。ビットコインのプライバシー強化に向けて新たな一歩となるか注目だ。

タップルート(Taproot)とは、マークル化抽象構文木(MAST)とシュノア署名の特徴を組み合わせることを目指したもので、ビットコイン取引のプライバシーの強化が期待される。

MASTは、マークルツリーを使うことで、プライバシーを維持するためビットコイン取引の代替可能性を取り込む一方、シュノア署名は、ビットコインで使われるデジタル署名をECDSA(楕円曲線DSA)からシュノア署名へ移行するもので、「マルチシグ」における複数の公開鍵を1つに集約し取引のプライバシーや効率を高める。出入金先や取引金額の傾向等の解析を通したウォレット判別を防ぐ。

先日コインテレグラフ 日本版のインタビューに答えた「仮想通貨の父」アダム・バック氏は、シュノア署名の実装時期についてははっきり言明を避けたが「2019年後半か2020年」に実施されるのでは、と予想した

ビットコインは、取引情報が公であるためにプライバシーが高いとは言えない。今後のさらなる発展のため、ビットコインのプライバシーが一つの重要な論点になると見られている

既報の通り、2016年のビットコインがセグウィット実装のためにソフトフォークしたが、この提案を行ったのはウィル氏だった。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版