ビットコインコア開発者が新論文発表「シュノア署名」技術がビットコインをスケールさせる一助に

 4名のビットコイン開発者が、シュノア・マルチ署名(「シュノア署名」または「マルチ署名」)がビットコインのブロックチェーンをスケールするのにどのように役立つか概説する論文を公開した

 1月15日に出版されたこの論文では、グレッグ・マックスウェル氏、アンドリュー・ポエルストラ氏、ヤニック・セウリン氏、ピーター・ウエレ氏が、マルチ署名データをひとまとめにしてデータサイズを減らす技術が、どのように「ビットコインにおいてパフォーマンスとユーザーのプライバシー両方を改善できるか」を議論し、解説した。

 マルチ署名はここ数年間幅広く応用されており、セキュリティ上の強みからいくつかの一般向けウォレットの主要機能となっている。今回の論文が注意を払っているのは、シュノア署名がどのように取引のプライバシーを高めるかだ。

 ビットコインが普及するにつれ、取引処理能力をスケールさせるため解決策が求められている。

 それらの中で今一番注目されているのがライトニング・ネットワークだ。ビットコインが無料に近い手数料で瞬間的に取引を処理することを助けるといわれる。

 ブロックストリーム社のエンジニアが1月16日の投稿で述べたように、Mainnetライトニング取引は依然として「試験段階」にある。約50ノードと80チャンネルのみが稼働しておりまだ小規模の運営にとどまる。

 シュノア署名は技術的解説者には長い間好まれてきた。昨年7月にはブロックチェーン領域のコンサルタントであるサム・ウーターズ氏からセキュリティー上の利点について賞賛を受けている。ウーターズ氏は投稿で、その技術の有用性をこのように説明している。

 「複数のソースからその取引を送信しているのが一人だけだとすれば、それを署名一つだけで済ませる何らかの方法があるべきではないか? シュノア署名が私たちに許してくれるのは、そういったことだ。」

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