ビットコインの処理性能を向上させる「セグウィット」を完全サポートした新たなビットコイン コア クライアントが26日に公式リリースされた。

 ビットコインコア開発社向けメーリングリストに送られた通知によると、今回のバージョンにはセグウィット以外にも多くのアップデートが行われている。

 「(今回は)重要なバージョンリリースとなっており、新たな機能、バグ修正、性能や翻訳の向上が含まれる」。

 コア開発者のピーター・トッド氏も、自身のツイッター上で公式に今回のバージョンリリースを発表している。

 コインテレグラフでも先週お伝えしたように、「ビットコインコア0.16.0」はビットコインの歴史の中でも重要なマイルストーンとなる。

 ビットコインユーザーは昨年8月以来、取引手数料や承認速度を向上させるセグウィット実装を切望していた。ところが多くの仮想通貨取引所やウォレットでセグウィット対応が遅れ、ユーザーの不満が募っていた。

 肝心なのがセグウィット実装が「ライトニングネットワーク」の前提になるというところで、今回のリリースによりビットコインがスケールする環境が整ってきたと言える。