ビットコイン(BTC)は依然として不安定過ぎると批判されているが、ブルームバーグのアナリストは逆に投資家にとって「リスクオフ」の選択肢になりつつあると考えている。
3月25日のツイートにおいて、ブルームバーグ・インテリジェンスのシニアコモディティアナリストのマイク・マッグローン氏は、ビットコインが資産として成熟する過程にあると主張している。
マッグローン氏は、BTC/USD価格の平均価格を示すビットコイン・リキッド・インデックスのチャートを提示。「私の見解では、グローバルなデジタル準備資産になる過程で、2021年の成熟への飛躍はビットコインをリスクオフ資産に移行させるだろう」と書いている。
チャートが示すように、過去の値動きをもとにすれば、2021年の潜在的な価格ピークは1BTCあたり40万ドルになる可能性があるという

マッグローン氏はこの見解の背景となる詳細を提供していないが、ビットコインがポートフォリオのリスクを増やすのではなく、それを減らすという考えは、企業の間で広まっている。様々な企業が自社の資産をビットコインに配分するというニュースが報じられており、BTC値動きに動じない貪欲さがある。
「今の私の使命は、世界のバランスシートを変えていくことだ」と、マイクロストラテジーのマイケル・セイラーCEOはTIMEとのインタビューの中で述べている。
Bitcoin Treasuriesによれば、マイクロストラテジーは昨年夏からBTC購入を始め、コストベースで520億ドル以上がBTCに交換され、それは現在730億ドル以上の価値がある。