ビットコイン(BTC)価格が5万6000ドルを下回った後、4月7日に売りの波が仮想通貨市場を支配した。
市場全体の売りが14億ドルの清算につながり、一部のアナリストは、ビットコインが7万ドルのレベルまで上昇する前に、これによって過剰にレバレッジしたロングトレーダーが一掃された可能性があると指摘している。

先週、市場が急上昇した兆候の1つは、キムチプレミアムの上昇だった。その後、トレーダーらが市場がピークを付けたシグナルのではないかと懸念し、4月7日にBTC価格は7%下落した。
市場の低迷にもかかわらず、オンチェーンデータ分析では、クジラやマイナー、長期保有者による売却が減少もしくは停止し、機関投資家の需要は高いままであるため、ビットコインがすぐに史上最高値にまで回復する可能性があるだろう。
コインベースの上場発表も材料に
コインバースが、コインベースプロに1INCH、Enjin(ENJ)、New Kind of Network(NKN)、Origin Protocol(OGN)を上場させることを明らかにした後、いくつかのアルトコインは1日を通して何とか回復した。
Starting today, inbound transfers for 1INCH, ENJ, NKN & OGN are available in the regions where trading is supported. Traders cannot place orders and no orders will be filled. Trading will begin on or after 9AM PT on Fri 4/9 if liquidity conditions are met. https://t.co/L5KlZvMiuA
— Coinbase Pro (@CoinbasePro) April 7, 2021
発表後、1INCHとENJの価格は5%の上昇を見せ、Origin Protocolは10%の上昇、さらにNKNは27%の上昇となった。ほかのアルトコインではソラナ(SOL)が10%上昇した。
仮想通貨全体の時価総額は1.9兆ドルとなっており、ビットコインのドミナンスは55.6%だ。
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