4月4日の米国市場の取引開始時に株式市場が急落する中、ビットコイン(BTC)は8万2000ドル付近の水準を保ち、混乱的な値動きを回避した。
BTC/USD 1-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView
アナリストは「長期的な貿易戦争」を懸念
トレーディングビューのデータによると、ビットコインは短期足で乱高下を見せ、一時8万4700ドル近辺まで上昇したものの、米市場開始とともに2500ドル下落した。
米国の貿易戦争が長期化し、景気後退に陥るとの懸念が市場を押し下げ、S&P500およびナスダック総合指数は取引開始後にそれぞれ3.5%下落した。
S&P 500 1-day chart. Source: Cointelegraph/TradingView
市場情報アカウントのコベイシ・レターは、トランプ政権の関税政策を「貿易戦争の“第三次世界大戦”の始まり」と表現した。
「S&P500の2日間の下落率は8%を超え、時価総額にして3.5兆ドルが吹き飛んだ。これは2020年のパンデミック以来、2日間で最大の下落である」と報告している。
前日にはナスダック100が史上最大の単日下落幅を記録した。
3月の雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)が市場予想を上回ったが、すでに市場の不安は広がっており、ほとんど注目されなかった。
一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切るとの観測は高まっており、CMEグループのFedWatchツールによれば、5月のFOMCで利下げが行われる確率は40%に達している。
5月のFOMCにおける目標金利の確率 Source: CME Group
ビットコインは8万ドル台を維持
こうした中でビットコインが急落を回避したことにより、一部の市場関係者は基礎的な強さを示す兆候を探っている。
アナリストのレクト・キャピタル氏は、「ビットコインは、極めて初期段階の誇張された強気のダイバージェンスを形成している可能性がある」と指摘した。これは、価格がダブルボトムを形成している一方で、RSI(相対力指数)が高値を切り上げていることを指している。同氏は「8万2400ドルをサポートとして維持できるかがカギだ」と強調した。
BTC/USD 日足チャート Source: Rekt Capital/X
トレーダーであるキャス・アベ氏もまた、株式市場が急落する中でも比較的安定したビットコインの値動きに注目している。
「株式市場が過去5年で最悪の1日を迎えたにもかかわらず、ビットコインは新たな安値をつけなかった」と、Xで指摘した。
「歴史的に見て、ビットコインは株式市場より先に底を打つ傾向がある。7万6500ドルが底だったと見ており、次は8万6500ドルを上抜けてくるかに注目している」
BTC/USDT 永久先物チャート Source: Cas Abbe/X
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