スタンピードベンチャーズは、元ワーナーブラザーズ社長のグレッグ・シルバーマン氏による映画制作会社だ。このスタンピードベンチャーズが、キャメロン&タイラー・ウィンクルボス兄弟について描いた『ビットコイン・ビリオネア』の映画化に乗り出しているという。
Deadlineで公開されたレポートによると、シルバーマン氏は、ワンダーウーマンやアクア万などのスーパーヒーロー映画のプロデューサーで知られるジョン・バーグ氏と共同で映画を制作する予定だ。
『ビットコインビリオネア』は、ジャーナリストのベン・メズリック氏の著作で、ウィンクルボス兄弟の仮想通貨(暗号資産)分野での成功を描いたものだ。
メズリック氏は、映画化された『ソーシャルネットワーク』の原作を手掛けている。
『ソーシャルネットワーク』の中では、ウィンクルボス兄弟とフェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ氏との法的争いが描かれていた。ウィンクルボス兄弟が、この裁判を通じて、最終的に6500万ドルの和解金を得ることになった。
『ビットコインビリオネア』は、2011年にこの和解金を勝ち取り、2013年にビットコイン(BTC)に投資をし、仮想通貨でビリオネアとなるまでのウィンクルボス兄弟の軌跡を描いている。
“ウォールストリート版「ロッキー2」”
シルバーマン氏は、この著作を読んでから、映画を作るためのアイデアが思いついたという。
「読み終えて、キャメロンとタイラーの注目に値する復活ストーリーであり、ベンの見事な描写もあり、ユニークな映画にふさわしいと思った」
「これはロッキー2・ミーツ・ウォールストリートだ。ユニークで魅力的なキャラクターたちであふれている」と、シルバーマン氏は語っている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン