ビットコイン(BTC)は、最近の安値の再テストを回避した、足元では59,000ドル付近で推移している。

BTC/USD 1-hour candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

BTCが6万ドルを伺う

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、BTC価格は21日未明に突如上昇し、60,000ドルに迫った。

BTC/USDは先週、55,650ドルと、1ヶ月以上ぶりの安値となったが、センチメントが改善したため、さらなる下落は実現しなかったようだ。

アナリストたちは、週の終わりには落ち着いた見方をするようになり、市場の全体的な健全性を理解するために長期的な視点を持つようになった。

「BTCは黒の200日EMAを突破してから、史上最高値を更新した。最近の最高値からのリトレースにもかかわらず、200EMAの上にまだ+50%以上ある」とRekt Capital氏はこの日まとめている。

「投資家の長期的なセンチメントは、ビットコインに対してまだ強気だ」 

BTC/USD 1-day candle chart (Bitstamp) with 200-day moving average (EMA). Source: Rekt Capital/ Twitter

投資家センチメントを示す仮想通貨恐怖&強欲指数も60,000ドル弱で中立領域にある。

ネットワークのファンダメンタルズも同様に、今週の下落に影響を受けておらず、ハッシュレートは史上最高値付近を維持。採掘難易度も11月27日に予定されている次回の再調整で小幅に上昇することが見込まれている。

一方、トレーダーのPentoshi氏は、59,000ドルから61,000ドルの間のエリアがうまく取り戻された場合、ロングで再参入するのが賢明であると指摘している。

コインテレグラフに寄稿するMichael van de Poppe氏は、「全体的に見て、ビットコインのスーパーサイクルとロングサイクルはまだ続いている」と付け加えた。

イーサリアム、アバランチが低調なアルトコイン市場を牽引

アルトコインでは、時価総額トップ10の仮想通貨が広くフラットな動きだ。その中でもイーサ(ETH)が、最も堅実なパフォーマンスとなった。

ETH/USD 1-hour candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

一方で、アバランチ(AVAX)は24時間で12%のリターンをもたらし、ドージコイン(DOGE)を押しのけて初めてトップ10に入った。