ビットコイン(BTC)は2017年12月に過去最高をつけた以降で最も買われ過ぎな水準にあるとブルームバーグのアナリスト、マイク・マクグローン氏が指摘した

同氏が参照したGTIグローバル・ストレングス・インディケーターによると、ビットコインは2万ドルをつけて以来、これほど買われ過ぎにの状態になったことがない。過去に同じようなパターンが見られた時は、その後、数週間の下落が伴ったという。

Bitcoin’s GTI Global Strength Indicator

(出典: Bloomberg「ビットコインのGTIストレングス・インディケーター」) 

マクグローン氏によると、最近の仮想通貨相場急騰は長期に渡った価格低迷と低いボラティリティ(変動幅)から解放される形で起こった。しかし同氏は、今後下落するとみている。

「あれほど巨大なバブルがあれば、売る必要がある人々がたくさんいるはずだ」

マクグローン氏と対照的な予想をする専門家もいる。

ビットコイン強気派として知られるファンドストラット代表のトム・リー氏は、ビットコインの適正価格は現在の約3倍に当たる1万4000ドルだと指摘。現在稼働しているウォレット数などから算出した適正価格やマイニングの損益分岐点から見た計算方法を紹介した。

また米仮想通貨投資会社BKCMの創業者ブライアン・ケリー氏は、「市場心理が変化した」とし、次のビットコインの価格ターゲットは6000ドルだと予想している

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Bitcoin at Most Overbought Level Since Record Bull Run: Bloomberg Analyst