S&Pグローバルとシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループのジョイントベンチャー事業で、金融指数指数を提供するS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P DJI)は、2021年に仮想通貨インデックスを始めると発表した。
3日のプレスリリースで、S&P DJIはビットコイン(BTC)とアルトコインを「新興の資産クラス」と表現している。S&P DJIはS&P500やダウ・ジョーンズ工業平均などを提供している。
ビットコインとアルトコインがウォール街の金融を直撃
S&P DJIは、米国のブロックチェーン・データ・プロバイダーであるLukkaと提携し、550種類の仮想通貨をカバーするインデックスを立ち上げる。S&P DJIのイノベーション・戦略部門のグローバル責任者であるピーター・ロフマン氏は、プレスリリースの中で「仮想通貨のようなデジタル資産は急速に新興の資産クラスになりつつあり、独立した信頼性の高い、ユーザーフレンドリーなベンチマークが求められている」として次のように述べた。
「この新興セクターの透明性を高めることに興奮している。この動きは、ウォール街がビットコインやその他のデジタル通貨を受け入れるという最新のコミットメントを示すものであり、機関投資家の関心の高さを強調するものだ」
さらにLukkaのロバート・マテラッツィCEOは、「S&P DJI との提携は、仮想通貨エコシステムと従来の金融サービスとの間のギャップを埋める、新たなマイルストーンとなった」と強調した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン