ビットコイン(BTC)は3月1日、米国市場が開場したことで、強気派が44,000ドルの高値を守ろうとしたことで上昇している。

BTC/USD 1-hour candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

BTCの週間上昇率は17%に到達

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータは、BTC/USDがビットスタンプで44,980ドルの高値から下落したことを捉えた。

ロシアとウクライナの紛争の影響が見られるのは原油のみで、米国株は意外と冷静な局面が続いた。

これに対し、ビットコインは3月1日に上昇分の大半をキープした。1週間前の同時期と比較すると、記事執筆時点でBTC/USDは17%上昇している。

人気ツイッターアカウントDonAlt氏は、低いタイムフレームに関して、「4万4千ドルは100万回テストされている、それをショートして捕まりたくない」とまとめた。

「4万ドルというのは、もしサプライズで下落するようなことがあれば、良いサポートになる」

ビットコインは、先週末にウクライナ情勢が展開し始めると、当初の損失を取り戻し、紛争時の安全な避難所となりうるというイメージを向上させたようだ。

「ビットコインは、世界的な不確実性の時代に安全な避難所として証明されている。ウクライナ侵攻以来、他のあらゆる資産クラスを桁違いにアウトパフォームしている」と仮想通貨ファンドCapioleの創設者であるチャールズ・エドワーズ氏が主張した。

記事執筆時、BTC/USDは、以前にアナリストのNebraskan Gooner氏が日足終値のために保持する必要があるゾーンとして強調した43,600ドルゾーンに向かって下落している。

小規模ウォレットは、過去最高

特にビットコインとイーサ(ETH)のウォレットに関連するアクティビティが引き続き増加した。

オンチェーン分析会社グラスノードのデータによると、少なくとも0.01ETHを保有する小規模なETHアドレスと0.1BTCのBTCアドレスはともに過去最高を記録した。

3月1日時点で検出された0.01ETHウォレットは2190万、0.1BTCウォレットは335万だった。

BTC wallet address chart. Source: Glassnode/ Twitter

ETH/USDはこの日、2週間ぶりの高値となる3,000ドルに戻った。