仮想通貨ビットコイン(BTC)は4000ドルをめぐる攻防が続いている。米国のアナリストからは、4000ドルが「生きるか死ぬか」のラインになるだろうという見方も出ている。一方、中国からのビットコイン買いは増えているようだ。

(出典:Coin360

執筆時点(3月20日12時)の時点で、ビットコインは3970ドル付近で推移している。

「生きるか死ぬか」

ビットコインは、仮想通貨トレーダーにとって、4000ドルが生きるか死ぬかの分かれ目になりつつあるーー。

このように表現したのは、Think Markets U.K.のチーフ・アナリストだ。米経済メディアMarketWatchが報じた。

2018年12月14日以降、4000ドルの水準で強気派と弱気派が「何度もバトルを繰り広げてきた」とし、「毎回、強気派が負けた」と指摘。「4000ドルへの最初の攻撃の後、弱気派はこの重要な水準の下に価格を押し下げるだけの強さを保つことができている」と解説した。

(出典:TradingView「ビットコイン(BTC)/米ドル(6カ月)」)

中国人の購入増える?

一方、ここにきて中国人によるビットコイン購入が増えているというデータも出ている。

データ会社Coinlibによると、中国の人民元からのビットコインへの流入額が、法定通貨ではドルに次いで2位となっている。また、中国でビットコイン買いが増えているという中国メディアの報道もある

(出典 Coinlib 「ビットコインへの資金流入(流出)(過去24時間)」)

中国では、以前、仮想通貨取引所の運営やトークンを使った資金調達であるICO(イニシャル・コイン・オファリング)の禁止が続いている。