著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
5日のビットコイン(BTC)対円相場は、269,233円(4.93%)高の5,731,383円と3日続伸し、対ドルでは節目の50,000ドル(≒557万円)をおよそ1ヶ月ぶりに回復した。
東京時間のこの日のBTCは、ハッシュレートの堅調な推移に支えられ小幅に上昇すると、終盤には国内で新規上場したシンボル(XYM)の相場上昇もあり560万円にタッチした。米時間には、対ドルで3月24日安値の50,300ドルとなる同水準(560万円)を背に揉み合いとなるも、USバンクのファンドマネジャー向けBTCカストディサービスの発表や、ムーディーズが、米連邦政府がデフォルトを回避しAaaの格付けを維持するとの見通しを発表し、本日未明からの相場はもう一段高を演じ9月高値の580.6万円に迫った。
第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成