著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

28日のビットコイン(BTC)対円相場は、週明けの急伸の反動で小幅反落し終値は12,913円(1.11%)安の1,146,688円。週末に保合い上放れとなった相場は、週明け27日に急伸し、4月29日ぶりに10%以上の上昇を記録し120万円にタッチ、終値は2月につけた年初来高値(115万円)を更新すると共に、99.7%の確率で超えないとされるボリンジャーバンドの3σを上抜けした(第2図)。昨日のアジア時間はこうした短期的な過熱感を警戒した売りが台頭し、BTCは一時111万円まで押すも、およそ2ヶ月ぶりに方向感が示されたことで押し目を拾う動きも見られ、この日は終日、前日終値を巡り揉み合う展開となった。一方、暗号資産(仮想通貨)の代表格のBTCが高くなったことで、昨日はアルトコインの物色も見られ、XRP、ビットコインキャッシュ(BCC)、ライトコイン(LTC)相場が高くなり、循環物色相場となっている。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

第2図:BTC対円チャート 日足 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。