著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

18日のビットコイン(BTC)対円相場は67,393円(1.22%)安の5,460,798円と小幅に反落。前日の相場は520万円周辺から一段高となり初めて550万円台に乗せ、対ドルでは52,000ドル台前半と、大台の50,000ドルを巡る攻防は強気派に軍配が上がった。

ブラックロックのBTC投資検討や、マイクロストラテジーのBTC購入を目的とした社債の発行額引き上げなどを受けて上昇したBTC相場だったが、昨日の東京市場では552万円から556万円のレンジで上昇一服の様相を呈した。その後、取引が活発になり始める欧州市場からは利食い売りに押され、一時は51,000ドル(≒539万円)を割り込む場面もあったが、この日もロビンフッドの現物暗号資産(仮想通貨)提供開始や、パーパス・ビットコインETFが上場初日から大商いになったとブルームバーグが報じるなど、好材料に支えられ、相場は下げ幅を縮小。ただ、NYの引け後からは買いが続かず、540万円後半で子甘く推移している。

一方、BTC5万ドル突破の達成感からか昨日はアルトコインに資金が流れ、時価総額第2位のイーサリアム(ETH)の対円相場は東京市場時間に初めて20万円台に乗せ、終値は前日比9,367円(4.78%)高の205,367円となった。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

続きはこちら

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。