著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

17日のビットコイン(BTC)対円相場は145,124円(6.58%)高の2,350,145円と6日続伸。16日に対ドルで史上最高値を更新し初めて21,000ドル台に突入したBTCはこの日、対円でも史上最高値の240万円を更新した。

この日のBTC対円は、オセアニア時間からNY時間の中盤まで買い一色の相場で、一時は前日比約26万円(11.76%)高と2017年12月7日につけた最高値の240万円を6万円ほど上回る場面もあった。上昇の背景はもっぱら、2万ドル突破という3年越しの壮大な返り咲きによるご祝儀買いがある。加えて、この日はNY商品取引所のドルインデックスが下げ一本調子となり、2018年4月20日ぶりに90割れとなったこともBTC相場の上昇に拍車を掛けた。

足元の相場は、対ドルで23,800万ドル周辺、対円では244万円周辺でレジスタンスを確認した格好で、NY終盤にかけてやや売られるも230万円で切り返し、再び240万円乗せをうかがう展開となっている。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。