著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
25日のビットコイン(BTC)対円相場は36,951円(2.96%)安の1,210,661円。この日の暗号資産(仮想通貨)市場は一部のDeFiトークンや取引所トークンを除き、概ね売り込まれ、BTCはこれに連れる形でアジアからNY時間終盤まで下げ一色で安値を模索する展開となった。カンザスシティー地区連銀開催の年次経済シンポジウム(ジャクソンホール )を前に昨日もドルが安くなる展開となった一方、米中通商第1段合意履行の進捗確認が取れたことを背景に金先物が上値を重くなったことも、BTCの売り材料となった。相場は今朝方に一時120万円を割り込んだが、足元では自律反発の様相で同水準をなんとか回復している。