著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
18日のビットコイン(BTC)対円相場は、前日比40,722円(3.12%)安い1,263,094円に終値をつけ4日ぶりに反落した。アジア時間のこの日の市場は、時価総額上位の主要アルトコインも上昇一服で軒並み上値の重い展開となったことで、BTCも高値警戒感が広がりジリ安に転じた。対ドルで12,200ドル水準となる129万円周辺がサポートとして機能していたが、NY時間で金相場と米主要3指数が押した場面でBTCも同水準を割り込むと、前日の上げ幅をかき消す勢いで一時は126万円をも割り込んだ。昨日はドル安にさらに拍車が掛かったものの、昨今のDeFiブームの象徴とも言えるチェーンリンク(LINK)相場も強く押し、暗号資産(仮想通貨)市場は循環物色一巡の様相を呈した。
第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成