仮想通貨, ビットコイン価格, マーケット

10日のビットコイン(BTC)円は1453万1円から取引が始まった。FOMCの最終日となったこの日は、1450万円周辺で動意に欠ける展開で始まると、欧州勢参入後には警戒感から弱含みに推移し、1440万円まで下落した。しかし、米国時間の相場は底堅く推移すると、FOMCが3会合連続の25ベーシスポイント(bp)の利下げと、月間400億ドルのTビル(財務省短期債券)購入再開を決定したことや、パウエルFRB議長が利上げの可能性を否定したことで、1475万円まで反発した。一方、パウエル議長が「(FRBには)経済の先行きを見極める余裕がある」と、利下げにブレーキを掛ける可能性を示唆したことで、BTCは高値から急反落を演じた。終値は1435万5921円となり、底入れには失敗した。

ビットコインチャート
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

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