6月30日のビットコイン(BTC)円は1566万1957円から取引が始まった。東京時間序盤に上値トライに失敗すると相場は反落し、ロングポジションの解消を伴って終盤には1555万円周辺まで水準を下げた。欧州時間は動意に欠ける展開となるも、高寄りした米国株相場の下落を眺め、米国時間序盤には1545万円近辺まで下落した。その後、ベッセント米財務長官が今後数週間でパウエルFRB議長の後任が決まると発言したことで反発するも、勢いは続かず、ドル円相場の下落も円建てBTC相場の重石となり、失速した。米国市場引け後も弱含みに推移し、終値は1543万4023円となった。
続きはこちら
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。