著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

25日のビットコイン(BTC)対円は反発し、620万円を回復した。早朝の相場急落の反動でこの日のBTCは610万円から反発して始まると、米時間までは610万円台中盤での揉み合いに終始した。その後、ソラナ(SOL)を筆頭に一部アルトコインの上昇に連れ高となりBTCは620万円を回復。ただ、相場は44,000ドル水準(≒625.9万円)を目前に失速し、残りの米時間は上げ渋る展開に終始した。この日の米時間序盤には、米証券取引委員会(SEC)が現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)の申請企業に対して、「今月29日までに最新のS-1フォーム(修正案)を提出しないと1月初旬には承認されない」との旨を伝えていたことが明らかとなり、ETFの承認がほぼ確実となったが、相場の反応は今一つだった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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