著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

5日のビットコイン(BTC)対円は619.1万円で寄り付くと、東京時間は概ね揉み合いに終始した。欧州序盤には610万円周辺まで軟化するも、売り一巡後には切り返し底堅い値動きとなると、米時間序盤には現物型ビットコインETFの早期承認期待からコインベース(COIN)が急伸したことや、10月のJOLTs求人件数が市場予想比で大幅に下振れたことによる米債利回りの低下を受け、BTCはショートスクイーズを伴って650万円まで急伸。これによりBTCはドル建てで43,000ドル(≒633.2万円)の上抜けに成功した。朝方のBTCは一時655万円近辺まで上昇すると、終値にかけて小甘い推移となるも底堅く、終値は2年1カ月ぶりの水準を回復した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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