著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

25日のビットコイン(BTC)対円は下げ渋り、終値は0.27%高と小幅に反発した。シカゴマーカンタイル取引所(CME)のBTC先物取引開始直後に394万円から390万円に急落したBTC円は、その後も上値の重い展開が続き、欧州時間に入ると26,000ドル水準(≒387.1万円)割れを窺う展開となった。一方、米市場序盤には、節目の水準で下げ渋ると、安寄りした米株に買い戻しが入り、BTCも反発。ただ、昨日は米国債利回りが反発し、指標10年物金利は15年ぶりの高水準まで上昇し、BTCは週末に相場のサポートとなった26,500ドル水準(≒394.6万円)にも届かず失速。終値ではプラス圏を維持したが、上値の重さも印象付けた。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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