著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

15日のビットコイン(BTC)対円は反落し、週明けの上げ幅の殆どを縮小した。東京時間のBTCは430万円手前で揉み合いに終始。欧州勢参入後にドル円相場が小高く推移したことで、円建てBTC相場も小幅に上昇したが、本邦当局による為替介入への警戒感からドル円相場は失速すると、BTC対円は上げを掻き消した。この日発表された7月米小売売上高は市場予想を上回り、米金利高止まりの長期化観測が台頭。加えて、米格付け会社フィッチのアナリストが、複数の米銀行を格下げする可能性を警告したことで、昨日は銀行株を中心に米株が軟化し、米時間のBTCは428万円を割り込み、安値425万円まで押した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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