著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

7日のビットコイン対円は反落し、前日の上げ幅を縮小した。米証券取引委員会(SEC)によるバイナンスとコインベースへの訴訟で市場が混乱に陥るなか、6日のBTCは前日の下げ幅を奪回していたが、週末に相場のレジスタンスとなった27,400ドル(≒383.4万円)近辺で上値を抑えられると下げに転じた。さらに、昨日はカナダ中銀の利上げを受けて、来週14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ懸念が燻り米国債利回りが上昇。これが米時間のBTC相場の重石となった他、バイナンスUSが90を超える暗号資産(仮想通貨)ペアの取り扱い廃止を発表し、アルトコイン主導で主要銘柄は全面安となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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