著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

 

13日のビットコイン(BTC)対円は小確りとなり、相場は400万円周辺でレンジを形成している。イーサリアムの上海アップグレードを無事に通過した安心感や米株先の反発が追い風となり、東京時間のBTC相場は節目の400万円を回復。さらに、TwitterとeToroの提携で、Twitterアプリ上で暗号資産(仮想通貨)取引が可能になるとの報道や、イーサ(ETH)相場の急上昇にBTC相場も支えられた。この日発表された3月の米生産者物価指数(PPI)は、概ね市場予想を下回る結果となり、BTCはドル建てで30,600ドルまで上昇。ドル安円高の影響で円建て価格のBTCは一時小甘く推移したが、米主要株価3指数の上昇に連れ高となり405万円にワンタッチ。その後、米国債利回りの反発を受けてやや失速したが、今朝方にはETH相場の上昇を受けて年初来高値の408.5万円にタッチしている。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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