著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

先週(3月2日〜8日)のビットコイン対円相場は8.46万円安(- 9.17%)と2週連続で強く売り込まれ、週足終値は83.8万円と、1月上旬の水準まで下落した。前週(2月24日〜3月1日)は18.84万円の下落を記録したBTCの対円だったが、週明け2日からは89日移動平均線がサポートとなり反発。半減期銘柄の上昇もあり、安値を徐々に切り上げて行ったが、米連邦準備委員会(FRB)の緊急利下げを背景にドル安・円高が加速すると、BTCの対円相場は上値を抑えられた。対ドルでは5日、節目の9000ドルの上抜けに成功したが、7日の相場は9200ドルにタッチし反落。日本時間8日朝にNY州が新型コロナウイルスの感染拡大を受け非常事態宣言を出すと、BTCは下げ足を速め、ロングのロスカットを巻き込む形で200日線と、週明けにサポートとして機能した89日線を一気に割り込んだ。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。