著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
25日のビットコイン(BTC)対円相場は1万円安(- 1.34%)と小幅に反落するも、終値は94万円台を維持した。この日の相場は、前日までレジスタンスとなっていた6800ドル水準(≒75.6万円)で反落するも、73万円周辺で押し目買いが入り反発。その後、米与野党が2兆ドル規模の景気刺激策を巡り合意に至ったと報じられると、相場は一時前日高値(75.8万円)を更新したが、78万円手前(≒7000ドル)で戻り売りが入り急反落し、上に往って来いとなった。米国で金融・財政政策の足並みが揃う観測から、株式市場は同報を好感したが、BTCは節目での売り圧力が強かった格好だ。しかし、本日中にマイニング難易度の大幅下方調整が見込まれる相場の底は相応に堅く、72万円で綺麗に反発し、徐々に値を戻す展開に転じた。