著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

27日のビットコイン(BTC)対円相場は5890円安(- 0.61%)で4日続落としたが、下げ幅は前日までの直近3日間と比較して小幅にとどまりほぼ横ばいとなった。対ドルでは、ドル安の影響からか米Coinbaseで31.4ドル(+ 0.39%)高くなり終値を付けた。前日に対ドルで200日移動平均線を僅かに割り込んだことで、この日のBTCは始値の付く午前9時台からポジション調整的な売りが入り、東京時間の序盤に節目の8500ドル(≒93.8万円)にタッチした。一方、その傍らで、今年の高値から凡そ40%値を安くしていたビットコインキャッシュ(BCC)が急反発を演じると、イーサリアム(ETH)やXRPの相場が切り返し、BTCもつられる形でジリ高に転じた。その後も、欧州株式市場の下落を振り切りNY時間には一時99万円(≒9000ドル)まで戻したが、節目の水準で戻り売りが入り、対円では今朝方に前日終値(97.2万円)を割り込んだ。

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