大手仮想通貨取引所バイナンスは、新たにドバイでのライセンスを取得し、アラブ首長国連邦(UAE)の規制当局との関係を一層強化した。
バイナンスのドバイ子会社であるバイナンスFZEは7月31日、ドバイの仮想資産規制当局(VARA)から実用最小限製品(MVP)ライセンスを取得したと発表した。
この新ライセンスにより、バイナンスは仮想通貨交換サービスと仮想資産ブローカーディーラーサービスの2つの活動を公式に運営することが許可された。バイナンスによれば、このライセンスによって有効化されたサービスは現在、ドバイの機関投資家と適格投資家に限定されている。ドバイの適格投資家は、政府間金融行動作業部会(FATF)に準拠した暗号資産から法定通貨への交換など、認可されたサービスを利用することができるようになる。
バイナンスの広報担当者はコインテレグラフに対し、バイナンスのドバイ法人は仮想通貨から法定通貨への交換と変換、転送と保管、仲介、仮想資産の支払いと送金サービスなどのサービスを提供できるようになったと語った。
バイナンスの地域市場責任者リチャード・テン氏は、「私たちの優先事項は、FATF準拠のエコシステム内で、ドバイからの最初の完全に規制された取引所を運営し、ユーザー保証を妥協することなくグローバルなスケーラビリティを確立することだ」と発表内で語っている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン