仮想通貨取引所バイナンスと投資会社セコイア・キャピタルは、テスラのイーロン・マスクCEOによる440億ドルのツイッター買収案をまだ支持していると報じられている。

セコイア・キャピタルは、マスク氏が冷静になる前の4月に、すでにこの取引に8億ドルの出資をするとしていた。The Informationの報道によると、同社は、今月中に取引が再開されると報じられた今、取引を支援するためにその出資方針を維持するとのことだ。

バイナンスも5億ドルの拠出を継続する意向を示している。同社はコインテレグラフに対し、5月のチャンポン・ジャオ氏のコメントに触れながら「我々はまだコミットしており、現時点で新たに共有するものはない」と述べている。

「ソーシャルメディアとWeb3を結びつけ、仮想通貨やブロックチェーン技術の利用・普及を広げる役割を担えればと思っている」

10月に入り、マスク氏が10月3日にデラウェア州の裁判所に「2022年4月25日までに検討された買収契約の締結」を進める準備があることを示す通知を提出し、またしても突然のUターンをしたことが報じられた。

この買収が実現すれば、当初合意した1株あたり54.20ドル、総額440億ドルで買収することになる。

セコイア・キャピタルは、マスク氏が共同創業して2002年に15億ドルで売却された決済プラットフォーム「ペイパル」の初期段階の投資家として、マスク氏の試みを支援してきた経緯がある。同社はまた、4月にマスク氏のトンネル掘削のベンチャー企業のために6億7500万ドルの資金調達を主導した

バイナンスは今年、大きな取引に目を光らせており、以前には金融ニュースアウトレットのフォーブスに2億ドルの戦略的投資を行い、仮想通貨とブロックチェーンに対する消費者の理解を深めるのが狙いだとしている。