世界最大の仮想通貨取引所バイナンスは、2017年の創業以降で急成長を遂げ、従業員数が1000人を突破したことを明かした。

4月23日にバイナンスの共同創業者であるイー・ヘー氏は、コインテレグラフに対して、「現在の従業員数は1000人以上だ(1002人でほぼ毎日新たな雇用を歓迎している)」と話した。

バイナンスは、トークンを使った資金調達であるイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を2017年7月に実施。1500万ドル(約16億円)を調達した。バイナンスは1ヶ月後に開業。「我々のチームは当時は大きくなかったが、すでに国際的で分散型のチームだった。幹部チームとリモートで一緒に仕事をしていた」とへー氏は当時を振り返った。

バイナンスは急成長を見せて、2018年6月までに15億ドル(約1600億円)の取引高を記録した。

新型コロナ後も採用を強化

新型コロナウイルスによる景気悪化を受けて多くの企業が従業員の休職や解雇に踏み切る中、バイナンスは採用を強化している

へー氏は「多くの才能ある人々がレイオフによって仕事を失った」と指摘し、「今こそ際立つ才能をリクルートする上で絶好の時だと我々は考えている。今四半期で我々は新たに雇用を増やして、バイナンスの門戸を叩くように促している」と話した。

同氏によると、長期的なバイナンスのミッションは変わっていない。仮想通貨の普及に努める一方で、世界における金融へのアクセスを拡大することを目指している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン