大手仮想通貨取引所バイナンスは、極端な市場のボラティリティの中でビットコインの出金を停止したが、3時間後に再開した。

今回の出勤停止について、バイナンスはチェーン上のトランザクションの送金詰まりが発生したことを要因として挙げている。バイナンスによると、停止中に行われた出金申請については、再度申請する必要があるとしている。同プラットフォームは13日、BTCの出金を一時的に停止したと発表し、ジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)はTwitterで、すべてのユーザー資金は「SAFU(安全)」であると述べた。

ビットコインの取引活動は回復したが、セルシウスユーザーの出金は、13日以来凍結されたままだ。セルシウスは「極端な市場環境のため、本日、セルシオはすべての出金、スワップ、および口座間の移動を一時停止する」と発表した。この発表の時点では、通常業務が再開されるかどうか、あるいはいつ再開されるかについて、明らかにしていない。

ビットコインの出金を停止する2つの主要な取引プラットフォームからの決定は、市場全体が極端なボラティリティの中で発生した。BTC価格は2020年12月以来の水準まで下落し、13日には23,000ドルを下回った。

ソーシャルメディア上の多くは、他の主要な仮想通貨取引所の動きについても不安な気持ちでいるようだ。一部の人々は、約9800万人の認証ユーザーを持つコインベースのこれまでの停止履歴を考えると、市場のボラティリティの中でオフラインになるか、出金停止を発表するかもしれないという懸念を示した。

米クラーケンは、出金停止措置を発表していない一方で、ソラナ(SOL)を含むいくつかのトークンの資金調達の遅れを報告した。3月、同取引所はライトニングネットワークを使用した口座からの出金を可能にした。クラーケンのビットコインストラテジストであるピエール・ロチャード氏は、市場が不安定な中、プラットフォームのビットコインオンチェーンおよびライトニング出金は13日の時点で「完全に稼働している」と述べ、同時に次のように付け加えた。「自分自身のキーを保持することがベストプラクティスでだ」