SYSコインの異常で取引停止のバイナンスが再開、緊急時用のファンド設置発表

 バイナンスがサービスを再開した。世界最大手の同取引所は4日、シスコインのブロックチェーン上で異常な活動を検知した後、取引を一時停止していた。

 バイナンスは、シスコインのAPIを多数のユーザーが悪用したのを受け、取引、出金、その他のアカウント機能などのサービスを一時停止した。

 また、イレギュラーな今回の取引を巻き戻すとも述べた。このシスコインの挙動により被害を被ったユーザーには、今月5日〜14日まで、取引手数料を無料にするとしている。

 全てのバイナンスユーザーは同期間、取引手数料の70%がネイティブトークンのバイナンスコイン(BNB)の形で払い戻される。この事件を受けバイナンスは、「ユーザーのための安全資産ファンド(SAFU)」を14日から開始すると発表した。取引手数料で得た収益の10%をファンドに入れ、緊急事態の対応時に備える。また、どうファンドには隔離されたコールドウォレットを使用する。

 シスコインの昨日のツイッターによると、デベロッパーはシスコインのブロックチェーン上で起こったことを調査していた。「調査が終了するまで、取引所に取引を一時停止するよう要請した」。

 シスコインの後のツイートによると、正常ではない取引やブロックチェーン上の活動にも関わらず、調査はシスコインのブロックチェーンは安全で、同コインの取引を再開するよう呼びかけていた。

 詳細は明らかにされなかったが、バイナンスのシスコインは、取引量が87 %も増加し、同取引所で最も取引高の多いコインになった。一時的にシスコインの価格は96BTC(約64万ドル=7062万円)にまで跳ね上がった。

 シスコインからの警告に反応し、バイナンスは全てのAPIキーを取り除き、APIユーザー全てにAPIキーを作成し直すよう求めた。また、通常APIを利用していない顧客は現在は作るべきではないとも強調した。

Binance SYS/BTC Chart

Binance SYS/BTC Chart. Source: Binance