仮想通貨取引所バイナンスが3日、トークン販売プラットフォームで「少なくとも1月に1つのトークンを上場させる」計画発表した。トークンを使った資金調達であるICO市場は低迷しているが、バイナンスは未だに需要を見込んでいるようだ。

このプラットフォームは、「ローンチパッド」と呼ばれ、ICO市場が盛り上がっていた2017年8月にサービスを開始。The Blockによると、ローンチパッドではこれまでBreadGiftoというトークンの販売が行われ、それぞれ600万ドルと340万ドルを数秒で調達したそうだ。今回バイナンスはローンチパッドのリニューアルを行い、プロジェクトチームとの関わりをより深め、「プロジェクトの資金調達を助け、仮想通貨エコシステム全体に存在感を示せるようにサポートする」そうだ。

現在バイナンスのユーザー数は、1000万人。ローンチパッドを使えば、バイナンスのコンサル機能も利用できる。ただ、「厳格な審査プロセス」を通ったトークンのみ上場できるそうだ。

去年はICOの低迷が印象深かった年だ。去年第3四半期のICO調達額は2030億円で前期の9350億円を大幅に下回り、「全体的に絶望的」というレポートが去年11月に出た。ただ、ICO市場の復活するとみる専門家もおり、例えば想通貨取引所ビットメックス(BitMEX)のアーサー・ヘイズCEOは、「ICO市場の復活するとともにイーサリアム (ETH)はすぐに200ドルを試すだろう」と予想した。