仮想通貨取引所バイナンスが運営するブロックチェーン系スタートアップの育成・投資部門バイナンス・ラボは、ブロックチェーン基盤の顧客関係管理(CRM)を開発するセエール(Cere)・ネットワークに資金提供を行った。コインテレグラフに共有された7月3日付けプレスリリースにより明らかになった。
バイナンス・ラボは6月5日、セエールが育成・支援プログラムを終えたことを発表。7月3日には、セエールがバイナンス・ラボ、大手ITメディア「テッククランチ」創設者マイケル・アーリントン氏が立ち上げた仮想通貨リップル(XRP)建て投資ファンド「アーリントンXRP」、ネオ・グローバル・キャピタル(NGC)から資金提供を受けたことを明らかにした。
セエールは、ブロックチェーン基盤のCRMおよびCDP(顧客データプラットフォーム)ネットワークを開発しているスタートアップ。
セエールは、顧客データを格納するためにブロックチェーンと統合した「分散システム」を使用しているという。企業やベンダーは、セエール・ネットワークから許可済みプロキシキーを取得すると、データにアクセスできるようになるそうだ。
またこの仕組みにより、顧客データを安全かつ簡単に共有できるという。一般にIT部が管理するCRMシステムと、技術的知識を持たないマーケティング部門などが扱うCDPシステムは分離しているためデータの集計が困難だが、ブロックチェーン技術を用いることでデータの共有しやすくしたそうだ。
さらにセエールは、顧客がサービス料金の支払いほか、ブロックチェーンのノード実行を動機付けるために、独自トークン(CERE)を発行している。
バイナンス・ラボの責任者エラ・ジャン氏は、セエールと協力しバイナンス独自のブロックチェーン「バイナンスチェーン」に統合すると明かした。
「セエール・ネットワークは、ブランド、アプリ、その他の企業資産をブロックチェーンに追加する主要な情報となることを証明している。我々は、このエコシステムの構築のためセエールと密接に協力することを楽しみにしており、近々バイナンスチェーンとの統合についてより多くのニュースを発表するだろう」
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版