バイナンスUSのコンプライアンス最高幹部が辞表を提出したと報じられる中、バイナンスの最高戦略責任者であるパトリック・ヒルマン氏も辞任することがわかった。

7月6日、パトリック・ヒルマン氏は以下のようにツイートした。

「私は(バイナンスを)辞めるが、関係は良好だ」

「私は2年間在籍し、単に私が次の挑戦に移るためのタイミングだったためだ」とヒルマン氏は述べた。彼は現在2人目の子供が生まれる予定で「そのため、私が身を引くための時間は正しい」と付け加えた。

このツイートはフォーチュン誌の報道を受けたもので、報道では内部情報筋の話として、司法省の調査に対するジャオ・チャンポン(通称CZ)CEOの対応をめぐり、ヒルマン氏を含む複数のバイナンス幹部が取引所を去ったことを示唆している。

報道では、顧問弁護士のハン・ウン氏とコンプライアンス担当上級副社長のスティーブン・クリスティーが取引所を去ったと報じられている。

この報道に対し、CZ氏は「FUD」だとツイートし、報じられている幹部退任の理由は「単なる思いつき」で「完全に間違っている」と主張した。

一方でブルームバーグの報道では、同じく情報筋の話を引用し、バイナンスのAPACおよびMENAの法務責任者であるエレノア・ヒューズ氏がウン氏の後任として新顧問に就任し、2月にチーフ・コンプライアンス・オフィサーとして入社したノア・パーラムン氏は同社に残ると述べている。

バイナンスに、この件に関するコメントを求めた際、CZのツイートを引用した。