米投資家ウォーレン・バフェット氏(87)が10月中旬、ビットコインがバブルの域にあるという認識を示した。学生との質疑応答の中で述べた。

大きな価格変動に興奮する人たちがいて、ウォール街の金融業界もこれに迎合する。しかしビットコインは価値を生み出す資産ではないから、その価値評価はできない。

これに先立って同氏は2014年にも「ビットコインは蜃気楼」とし、投資家達にこれを避けるように忠告していた。

一方で、バフェット氏の投資先会社である米銀行ウェルス・ファーゴや決済大手アメリカン・エキスプレス、そしてIBMはブロックチェーン技術の応用手段の研究開発を進めている。

フォーブスの世界富豪リスト最新版によると、同氏はビル・ゲイツ氏に次ぐ世界で二番目の富豪で、個人資産は日本円で約8.6兆円(10月31日日本語記事作成時点)。投資と企業経営を通じ一代でバークシャー・ハサウェイという米国を代表する企業グループを作り上げた同氏は米国で一番尊敬される経営者として知られ、熱烈なファンが多くいることで有名。