四大監査事務所の1つでオランダに本拠を置く監査法人KPMGは、ブロックチェーン関連の職に必要とされるスキルを明確にした。5月16日にコインテレグラフに共有したプレスリリースで明らかになった。KPMGはビジネス感覚と技術リテラシー、データ分析技術、ハッカーのメンタリティーの4つのスキルが重要だとしている。

KPMGによると、今年はブロックチェーン技術を調査する企業の数が増加するとみられ、「ブロックチェーンプロジェクトには、技術者を超えた多角的なチームなしには成功または拡大しない」とし、技術リテラシーとビジネス感覚を備えた専門家らが必要だと述べている。

ビジネス感覚に関しては、具体的なビジネスプロセスの深い理解が求められ、プロジェクトに需要の多い使用事例や価値ある提案を見極める際などに重要となる。

技術リテラシーは、ブロックチェーンを実際に運用する際の技術的な理解だ。具体的な使用事例にどのように適用するのかなど知っておくことは極めて重要だとしている。

データ分析技術も重要で、ブロックチェーン由来のデータを理解して適用するのに必須としている。

また、「ハッカーのメンタリティー」も求められ、ブロックチェーンのプロジェクトチームはオープンで、多角的視点から「問題をハッキング」して調査や実験をすることが可能であることが要求されるとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版