ベラルーシのブロックチェーン企業のCurrency.com(カレンシー・ドット・コム)が15日、「世界初」となるセキュリティートークンの取引プラットフォームを立ち上げたと発表した。仮想通貨を使って伝統的な資産クラスと連動したトークンを取引する世界が現実のものとなり始めている。
プレスリリースによると、このプラットフォームはすべての種類の投資家がアクセス可能で、アップル株や代表的な指数、金や原油など1万を超えるトークン化された証券が取引される予定。また利用者は、仮想通貨ビットコイン(BTC)やイーサリアム (ETH)を使ってトークン化証券の購入ができる。今回の立ち上げは、LarnabelベンチャーズとVPキャピタルからの出資を受けて実行したという。
カレンシー・ドット・コムのイバン・ゴーワン氏は、次のように話した。
「この革命的なブロックチェーン・ベンチャーの立ち上げに興奮している。仮想通貨を法定通貨に両替するという手間なしで伝統的な資産クラスに投資できるため、仮想通貨投資家に対してポートフォリオを多様化する具体的なオプションを提供できることも喜ばしい」
ベラルーシの友好的な政策が追い風か
ロイター通信は、ベラルーシの仮想通貨に友好的な政策を紹介。ベラルーシは、2015年と2016年の景気後退時にビジネスフレンドリーな改革を進め、IT業界の発展に貢献してきたという。
また2017年11月には、仮想通貨関連の法律を制定し、自国の企業が外国からの資金調達を引き寄せやすい環境づくりを進めているそうだ。さらにベラルーシ国内外で株式などの資産と連動するトークンを取引をすることについて、ベラルーシ政府は「2023年まで税金なし」で許可したと伝えている。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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