コンセンシスの開発者であり、ベースラインプロトコル(Baseline Protocol)の共同創設者であるジョン・ウォルパート氏は、仮想通貨(暗号資産)と分散型台帳技術(DLT)がメインストリームで大規模に採用されるまでには、まだ数十年かかると予測している。
「私の個人的な見解だが、これらは20年周期で実行される傾向があるということだ」と、ウォルパート氏はコインテレグラフに語った。
「いま企業を経営している人が全員、引退する必要がある。そして新しい人々が登場する必要がある。モバイルではそれが起こった」
仮想通貨は1980年代以前のインターネット
ウォルパート氏は、仮想通貨の軌跡を1969年のインターネットの概念登場とその発展とを比較してみせる。
ウォルパート氏は、ブロックチェーンが日常生活に組み込まれるまでにはまだ15~20年かかると予測し、次のように述べている。
「私たちが、グアテマラの縫製師に対して、私のシャツへの素晴らしいステッチのためにチップを送ることができ、そのチップが上司に取られたりすることないようになるまで、おそらく15~20年かかるだろう」と、ウォルパート氏は語る。
「インターネットの普及とブロックチェーンの採用とを比較すれば、私たちは現在コンプサーブ(CompuServe)の前の段階だ」
コンプサーブとは、1980年代に使われたパソコン通信サービスだ。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン