バンコールネットワーク、トークン交換機能内蔵のネイティブウォレットをリリースへ

 分散型仮想通貨取引所のバンコールネットワークは、自動トークン交換機能内蔵のネイティブウォレットのリリース準備を進めているもようだ。コインテレグラフに対し非公式に明らかにした。

 同社では、仮想通貨の素人を含む一般ユーザーでもデジタル通貨を使用できるよう流動性ソリューションの開発を進めているが、このウォレットはその開発が次の段階に入ったことを象徴するものだ。同社によれば、ユーザーは今後、仮想通貨を直接ウォレットから交換することができ、取引所で二者間のマッチングを行う必要がなくなるという。

「バンコール・プロトコルにより、トークンはいつでもウォレット内から直接売買可能な状態となる。取引所における各トークンの取引頻度にかかわらず、ユーザーは、ブロックチェーンベースのあらゆるプロジェクトに継続的にアクセスすることができる」

 

 バンコールの声明によれば、独自の仮想通貨を持つ100種類以上のブロックチェーンアプリが、既にバンコールネットワークとの統合を発表しており、ここにはイーサリアム(ETH)、イオス(EOS)、ダイ(DAI)といった人気のトークンも含まれている。伝えられるところによれば、バンコールは顧客資金の保持もアクセスも行わず、これが結果的にウォレットのセキュリティを高めている。

 昨年6月に設立されたバンコールの取引量は現在、IDEX、Waves Dex、Openledger Dexといった最大手の分散型取引所を上回っている

 デジタル通貨取引所の多くは中央集権型のコンポーネントを有し、マウントゴックスやコインチェック同様、ハッキング攻撃に対して潜在的な脆弱性を抱えている。中央集権型取引所のユーザーは、資金や秘密鍵を第三者に委ねているため、ハッカーがユーザーデータを窃取し、大規模な損失を引き起こすことが比較的容易だと考えられている。

 分散型、あるいはピア・ツー・ピア方式の取引所では、ブローカーが排除され、顧客資金を保持するために第三者のサービスに依存する必要もなくなる。この種の取引所の取引メカニズムは、スマートコントラクトとアトミックスワップを基盤としているため、ユーザーは資金を常に自らの管理下に置くことができる。また、分散型取引プラットフォームは、匿名性や、ハッキングの試みに対する耐性も高いと考えられている。