現物受け渡しのビットコイン先物を手がけるバックトのアダム・ホワイト社長は、3月16日、スターバックスのアプリに仮想通貨支払いオプションである「バックト・キャッシュ」を統合した発表した。利用者は、バックト・キャッシュを選ぶことで「アーリー・アクセス・プログラム」にサインアップできることになるという。

ホワイト氏は「基本的な改善を続ける小売店に対するコスト削減」を目指すと述べた。

新たな資金調達も

またバックトは、新たに3億ドル(約318億円)の資金調達を行ったと発表した

シリーズBの資金調達ラウンドでバックトは、インターコンチネンタル取引所やマイクロソフトのM12、ボストン・コンサルティング・グループ、パンテラ・キャピタル、ゴールドフィンチ・パートナーズ、CMTデジタルから資金調達をした。

今回の資金調達によって、 消費者向けのアプリの開発を加速させる。バックトのマイク・ブランディアCEOは、顧客ロイヤリティプログラムで「トップ金融機関のうち7社」と「米国大手航空会社のうち2社」のものをパワーアップさせると述べた。

また、消費者向けアプリは「今年夏に立ち上げる」とより具体的に述べた。

バックトの消費者向けアプリは、ビットコインといった仮想通貨だけではなく、ロイヤルティポイントやデジタル証券、ゲーム内の報酬といったものも取り扱い可能になる。