インターコンチネンタル取引所(ICE)が保有する仮想通貨取引プラットフォームのバックト(Bakkt)は11日、VPCインパクト・アクイジション・ホールディングスとの合併契約を結び、NYSE上場を目指すと正式に発表した。

バックトの広報担当はコインテレグラフに対し、VPCとの合併は2021年第2四半期に完了するという。統合後はBakkt Holdingsに変更され、NYSEに上場する。新会社のCEOはシティ・グループの元CTOであるガヴィン・マイケル氏が務める。ティッカーは「VIH」。

バックトの合弁完了後は企業価値は21億ドルになると予想されている。さらにリテール向けウォレットや「Bakkt App」開発向けに5億3200万ドルを追加で調達する計画も明らかにした。広報担当によるとアプリは3月の配信を目指しているという。

VPC社は、米投資企業ヴィクトリー・パーク・キャピタル(Victory Park Capital)と緊密に連携している特別買収目的会社(SPAC)。バックトは機関投資家を対象にビットコインの現物き渡しを伴うBTC先物契約を提供するプラットフォーム。

両社の合併は先週にもブルーノバーグが報じていた

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン