インターコンチネンタル取引所(ICE)が保有する仮想通貨取引プラットフォームのバックト(Bakkt)は、VPCインパクト・アクイジション・ホールディングスとの合併を通じて、株式公開を目指しているという。1月7日にブルームバーグが報道した。
ブルームバーグは関係者の匿名情報として、合併に関して「高度な交渉」が行われていると報道。ブルームバーグによれば、来週にも公式発表されるという。
合併が完了した場合、合併後の事業体は20億ドル以上の価値を持つことになると推定している。
合併先と名前が上がっているVPC社は、投資企業ヴィクトリー・パーク・キャピタル(Victory Park Capital)と緊密に連携している特別買収目的会社(SPAC)だ。ブルームバーグによれば、VPC社の会長兼CEOのジョン・マーティン氏は「フィンテックセクターでのビジネスにフォーカスし、成長を支援する」ことを目指していると説明している。
バックトは2019年に立ち上げられており、機関投資家を対象に、ビットコインの現物引き渡しを伴うBTC先物契約を提供するプラットフォームだ。バックトのBTC先物の取引高は、過去1週間で2億8600万ドルとなっている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン